睡眠薬は効果の持続時間によって超短時間型、短時間型、中時間型、長時間型の4つに分類されます。
それらのひとつひとつは不眠症の種類によって使い分けられるので、医師の判断を仰いで適切な睡眠薬の利用を心がけなくてはなりません。
以下に、不眠症の種類による睡眠薬の使用方法を挙げます。
- ○入眠困難の場合
- 入眠困難は寝つきが悪いタイプの不眠症なので、眠りにつくときに睡眠薬の効果が必要となります。
しかし、大抵の入眠困難は、一度眠ってしまいさえすれば自力で朝まで眠り続けられるので、それほど長時間睡眠薬の効果は必要ありません。
そのため、不眠症の症状が入眠困難のみであれば、持続時間が4時間程度の超短時間型や短時間型の睡眠薬が適切です。
- ○中途覚醒・早朝覚醒の場合
- 不眠症の種類が中途覚醒か早朝覚醒のどちらかで、入眠困難の症状はないのであれば、持続時間が6〜7時間程の中〜長時間型の睡眠薬を使用すると良いでしょう。
寝つきに問題が無いのであれば、睡眠の前半は睡眠薬の効果は必要ありません。
しかし、夜中に何度も目覚めてしまう中途覚醒に対処するには、眠りに就いてから数時間経ても効果が持続していなければなりませんし、早朝覚醒に対処するとなると起床の直前までの間、つまり一晩中効果が効き続けていることが必要となります。
- 症状が中途覚醒、或いは早朝覚醒であるにも関わらず超短時間型の睡眠薬を服用しても、症状が現れやすい時間帯に限って効果が切れてしまうと考えられます。
そうなると、結局夜中や早朝に目覚めてしまうであろうことは、想像に難くありませんね。
- ○入眠困難と中途覚醒・早朝覚醒の場合
- 不眠症の症状が入眠困難や中途覚醒又は早朝覚醒のどちらかのみではなく、入眠困難と中途覚醒といったように両方の症状を持っている場合の服用方法です。
その場合、入眠困難に有効な短時間型と、中途覚醒に有効な長時間型の2種類を併せて服用することになるでしょう。
- 複数種の睡眠薬の同時服用について疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、専門医に診断してもらい処方されているのであれば問題ありません。