睡眠薬での治療

睡眠薬での治療

不眠症の治療は、出来ることなら生活面の改善といった自然に近い方法が望まれます。
しかし、それだけでは不眠症の解消が期待できない場合には睡眠薬が用いられることになります。

睡眠薬が処方されるのは、多くが身体や精神に疾患が見られる場合です。
例えば、不眠症と一緒に発熱が表れる場合、睡眠薬に加えて発熱を抑える薬も使用することになります。

睡眠薬の分類

睡眠薬は効果の持続時間によって以下のように分類されます。

  • 超短時間型・・・効果:3〜4時間程
  • 短時間型・・・効果:5〜6時間程
  • 中時間型・・・効果:7〜8時間程
  • 長時間型・・・効果:中時間型以上

これらの不眠症治療に用いられる睡眠薬は、不眠症の種類や症状によって異なってきます。
例えば、入眠障害の人なら睡眠薬の効果が必要なのは眠りにつくときのみなので、それほど持続時間は長くない超短時間型で充分です。
逆に中途覚醒や早期覚醒の場合だと朝まで効果が持続していなくてはならないので、中時間型や長時間型の服用が必要となります。
その他、入眠障害と中途覚醒の両方の症状があると、超短時間型と中時間型の2種類といったように複数の睡眠薬を用いる場合があります。

睡眠薬は以上のように持続時間によって分類されますが、個々の種類によって効き目の強さは異なります。
当然、不眠症の程度が重度であれば効き目の強い睡眠薬が必要ですし、軽度であれば弱めの睡眠薬を用います。
よって、睡眠薬は不眠症の種類(症状)と程度の両方を考慮して選択されるのです。

睡眠薬の治験

新しく開発された薬が一般的に使用されるためには、まずその前に治験を行わなくてはなりません。
治験とは、言い換えれば臨床試験のことです。
治験薬という試験用の新薬を治験対象者が服薬し、定期検査や通院を繰り返して取られたデータを臨床結果としてまとめ、それが厚生労働省の審査に通過すれば晴れて効果的な薬として発売されるのです。

この治験は一般の不眠症患者も行うことができますが、あくまでも試験段階の睡眠薬のため効果や安全性に不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。
しかし、新薬とはいえもちろんれっきとした製薬会社で開発されたものなので、ご安心ください。
新薬によって不眠症治療を目指す機会と捉えると良いでしょう。
ただし、専門医との相談は必要です。