不眠症の治療方法は、大きく分けて薬を使わない生活指導と睡眠薬による薬物療法の2つとなり、もちろんそのどちらかで治療にかかる期間も異なってきます。
ですが、どちらの治療方法を用いるかは不眠症の原因によって異なりますし、不眠症の程度はもちろんのこと、個々人の生活環境や性格によっても治り方に差が出てくるものです。
結論を述べるなら、不眠症の治療に要する期間は人それぞれということ。
ですので、以下に挙げる治療期間はあくまでも例とお考えください。
- ○環境要因の場合
- 不眠症の原因が睡眠環境や生活習慣にある場合、それらを改善して原因をひとつひとつ取り除くことによって、早期に不眠症が解消されます。
- ○アルコール依存症の場合
- 一般的に、アルコール依存症による不眠症は長期不眠に分類されています。
そのため、アルコール依存症が不眠症の原因のひとつとして考えられる場合、治療に長期間要することを覚悟しなくてはなりません。
- ○ストレスの場合
- 日本人の不眠症に最も多い理由がストレスです。
ストレスと言っても、一時的な心配による一過性不眠の場合は特別な治療は必要ではなく、心配事が過ぎ去れば不眠症も解消されるでしょう。
しかし、ストレスを抱え続けてているといつしかうつ症状となり、重度の不眠症をもたらしかねません。
- ストレス性不眠症の治療には、薬物療法を用いられることが多々あります。
場合によって睡眠薬の量は徐々に増やしていき、その途中から生活指導が始まります。
睡眠薬が処方されてから生活指導が始まるまでの期間は、短ければだいたい1ヶ月〜1ヶ月半程です。
- では長いとどれほどかというと、半年〜数年もの間睡眠薬を服用し続けなくてはならない場合があります。
これはストレスが既にうつ病にとって代わっている患者に多く、それだけに治療にも根気が必要となってきます。
睡眠薬の量は、期間が短い場合と同じく徐々に増えてきます。
しかし、いつまでも多いままでは睡眠薬への依存度が高くなってしまうので、睡眠薬の量を徐々に減らしつつ、また依存状態から抜ける期間も必要です。